色と腸

「生き生き、キラキラ。いつもやりたいことに向かって、楽しそうに取り組んでいる人」
そんなふうに私のことを表現するひとがいます。

ある一面を切り取り、時にそれがあたかもすべてのような印象になり得るSNS。リアルな世界とは違うことも多いですが、少なくとも私は今、自分なりに幸せな人生を送っています。

こう断言できるのは、私の人生を大きく変えた2つの出合いがあったからです。

MY STORY

「生き生き、キラキラ。いつもやりたいことに向かって、楽しそうに取り組んでいる人」
そんなふうに私のことを表現するひとがいます。

ある一面を切り取り、時にそれがあたかもすべてのような印象になり得るSNS。リアルな世界とは違うことも多いですが、少なくとも私は今、自分なりに幸せな人生を送っています。

こう断言できるのは、私の人生を大きく変えた2つの出合いがあったからです。

一つ目は、「色」との出合い。
社会人として初めて正式採用されたのが教職でした。昔から真面目で保守的、人の目を気にする見栄っ張りな私は、教師たるもの黒髪で服装は無地、無彩色が当たり前。ピアスはするけれど、小さくて控えめなものを。誰からも指摘されないような “無難” な恰好で、自分に厳しく、他人にも厳しい教師でした。

ガチガチと凝り固まった考えを持ち、体にはいつも力が入っていたと思います。常に頭痛があり、ストレス満載で、年齢の割には白髪も多かったかもしれません。

そんな私が一変。毎日色ものの洋服を取っかえ引っかえして、職場へ行くようになったのです。
それは当時、仕事の悩みでついに “教師版不登校生” になってしまったことがきっかけです。

教師としては、何とか早く立ち直らなければと考えましたが、何の解決策も見当たりません。モヤモヤとした時間だけが過ぎていったそんなある日、何気なく言われた「色が変わるきっかけになるかもよ」のひと言。
この言葉が、止まった私を再び動かすことになったのです。

当時の私は、服装への関心がまったくなく、特に色ものはほとんど持っていませんでした。「今さら性格は変えられないけれど、服の色を変えるくらいなら簡単だ」と、助言を素直に受け取り、次の日からとにかく色ものを着るようにしたのです。

たったそれだけなのに、3ヶ月後には驚くことに、私の中の鬱々としたものがすっかり消え去っていたのです。
「その色、似合ってるね」「素敵だね」と、周囲から掛けられる声に気持ちが明るくなり、表情が引き上がり、いつの間にか心が前向きになっていたのです。

無理に変えようとするのではなく、気付いたら変わっていたという現実。色の持つ力に、大変驚かされました。

その後、色への興味が日に日に増し、私はついに教師を辞め、カラーリストに転身しました。

パーソナルカラーを決定する基本要素は、人が持って生まれた「肌・髪・瞳」です。
この3要素が変化するのは、老化現象やストレス、食べ物の影響など様々ありますが、健康的な状態を保ち続けるためには、「内側からのケア」がとても重要です。

肌・髪・瞳という土台を磨き、その上で色をプラスする。すると、鏡の前で「こんな私、初めて!」というほど輝きを増し、きっと、もっと人生が楽しくなるはずだと確信しました。

そして、カラー診断を始めて10年が過ぎた頃、また新たに私の人生を大きく方向転換させる出来事があったのです。
それが「腸活」との出合いです。

「これはするしかない!」
根が真面目な私は、正しいものを正しく伝えるために、医療知識と技術を基にした美腸ケアを専門的に教えてくれる腸活の協会で、ゼロから学び始めました。腸活で自分自身がどう変わるのか、まずは “実験” です。

日常生活の中で出来ることを無理なく続けてみると、なんと数か月後には、当初の目的以上に驚くべき事態が次々と起こったのです。

実は元々、40年来の酷い便秘だった私。もちろん色々な解消法を試してきましたが、何の効果も得られませんでした。そんな私が、学んだ腸活を実践すると、わずか3ヶ月ですっかりデトックスできる体に生まれ変わったのです。

肌は柔らかくなり、睡眠の質もアップ。半年で自然と体重が6kg減っていたのです。さらに、無意識のうちに巻き込まれていた家族も、1年経つ頃には10kg減。腸活のお陰で免疫力も高まり、花粉症などのアレルギーもなく、病気にかかることもほぼほぼなし。高齢の親も、腸活効果で毎日のように「幸せだなぁ」と呟いています。

「よく教師を辞めたね。すごい勇気だね」と言われることがあります。そう言う人たちは、いつも「仕事をやめたい、やめたい」と言っています。今の仕事をやめて、好きなことや本当にやりたいことをする人生に変えたいと。

先の不安は尽きませんよね。長く経験してきたことを変えるというのは、相当な決断だと思います。

生きている限り、良いことも悪いこともありますが、それでも「きっと大丈夫」という自信があります。

自分に自信があるというよりは、「弱った自分を立て直す自信」があるということです。それは、辛くてもその状況を乗り越えるだけの “スキル” があるからです。

何も特別なことではなく、“自分に合った” セルフケアスキルを身につける。ただそれだけです。

「新しい自分に生まれ変わる」というわけではなく、“自分本来の力” を発揮するためのツールとして、私が経験した「色」と「腸」のしくみをうまく使い、ストレスフルな世の中に少しでも貢献していきたいのです。

「こんなはずじゃなかった」とネガティブに終わるのではなく、そこで生まれた感情をバネに “人生の逆転ホームラン” を打ちたいと思った過去の私。自分も周りの人もポジティブに転じていける社会を作ることが、私が目指す理想の世界です。

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